派遣保育士のメリットデメリットはわかりますか?
最近は多様な働き方のニーズがあり、そのうちの1つとして派遣保育士は人気です。
もちろん、保育園からもスポット的に採用をしたいという方へ向けてニーズのありますね。
しかし、派遣保育士の働き方はイメージしにくいものですし、メリットデメリットについてはわかりません。
この記事では派遣保育士の働き方や仕事の内容、給料、メリットデメリットについて知ることができます。
保育士派遣は正社員とちがう?メリット7選【給料と仕事内容はどう?】
働き方として一つの選択肢になっている派遣保育士。
保育士は派遣で雇われると主担任をやらなくていい。派遣で保育士をやるメリットはこれ。その他は正職員と仕事内容は同じで給料は正職員に遠く及ばずスズメの涙程度。無論、ボーナスもなしで日給制。連休が続くと死ぬ。仕事を家に持ち帰りタダ働きで資料や発表会の衣装を作る。
— 🇯🇵一二〇八🎌⚔️ (@1208Tykgy) March 9, 2020
派遣保育士のメリット
・更新制
・持ち帰り仕事、残業なし
・園とのトラブルや勤務に関する交渉は担当CN
・土曜保育、行事出ませんと強気で言える
・正職なら当たり前のことでも、派遣がやると「派遣なのにすみません」と言ってくれる
・書類、製作、行事がない分、子どもと向き合う体力がある— ポメ子 (@p0mek0) June 17, 2020
保育園に直接契約をされないメリットがあればデメリットもありますので紹介をしていきましょう。
1.労働時間が守られる
保育士の仕事と言えばブラックなところが多い印象です。
休憩はなくサービス残業も当たり前のようにあるというのが印象ですが、派遣保育士の労働条件は派遣会社から守られています。
そのため、休憩はきちんとありますし残業もありませんので一緒に働いている先生とはちがった形態となります。
労働時間を超えると派遣会社にお金を支払うことになるため保育園としてもきちんと守ろうとします。
2.休憩がきちんととれる
私の保育園でも派遣の先生だけはきちんと1時間の休憩が取れていました。
これは派遣会社の契約書に書かれているためです。
一緒に働いている保育園の先生たちは休憩が取れていないのに休憩が取れるメリットがあります。
3.責任が少ない
派遣の先生は責任の少ない仕事となっています。
そもそもその園の先生ではないため担任でもリーダーなどになることはなくサブ的な役割を担う傾向にありますね。
行事の責任者などになることもないため責任を持つよりもただ子供と過ごしたいという場合には良い働き方かもしれません。
また、場合によっては書類も派遣保育士は書かなくても良いという場合もあります。
4.給料が高めで休みも補償されている
派遣保育士の給料は一緒に働いているパートさんと比較をするとかなり高めです。
その理由は派遣会社にもお金を払っているためですし、時給を高くしたいがためにパートではなくあえて派遣として勤務をするケースもあります。
休みもきちんと保証をされており保育士の正社員に多い土曜日勤務はありません。
土曜日勤務は行事などの時くらいですし、園から頼まれれば出勤しますが時給も発生をします。
5.出勤すれば時給が発生する
出勤をすれば時給が発生します。
この辺りはパートの先生と同じですが、時給が高い点は大きなメリットです。
6.様々な保育園で働ける
派遣の先生は基本1年契約や途中の場合は3月の学期終わりまでとなるケースがあります。
あとは派遣会社とその保育園の状況次第で契約が更新をされるかが異なってきます。
派遣の場合は3年縛りというものがあり同一の事業所に原則3年までしか勤務をできない決まりとなっています。
そのため、3年ごとに違う保育園へ行く方もいれば毎年違う保育園へ行き仕事をしている人もいます。
7.正社員になれる道もある
派遣として勤務をしてそのまま保育園の正社員やパートとして働くこともできます。
保育園から見てあなたが派遣として勤務をしてくれた際に「とても働きが良かった」「そのまま正社員になってほしい」とスカウトが来ることもあります。
仕事のでき次第とは言えますが、そのまま正社員として雇用をされることもあります。
あとは紹介予定派遣の場合は正社員になることが前提となって仕事をすることになりますね。
他にも派遣会社から「正社員の雇用の打診」など派遣から雇用へとつながる可能性があります。
保育士派遣の4つのデメリット【正社員と違い雇用と給料が不安定】
メリットがある派遣保育士ですが、デメリットもあるのは正直なところですので紹介をしていきましょう。
派遣保育士のデメリット
・更新制の為契約を切られる可能性あり(でも今の世の中どこも保育士不足)
・補助やフリーが多いから担任業務は少ない。その分やりがいの面では…?
・雇用期間は3年。慣れてきた頃に新しい園へ
・掃除や雑務等保育以外の仕事も多い(けど私はこの業務も保育の1つだと思う)— ポメ子 (@p0mek0) June 17, 2020
1.不安定な雇用形態
派遣保育士の雇用はとてもは不安定です。
保育園としては雇用を進めていき「足りない所」を派遣保育士で補うという方法になります。
そもそも契約はすべて有期契約なので期間が定められていますし「仕事ができない」「園に合わない」「子供が成長をして必要なくなった」という場合には一番に契約を打ち切られます。
そのため、1年のつもりで仕事をしていても急に契約を打ち切られ仕事がなくなるりすくもあります。
2.連休が多いと給料が下がる
パートと同じでゴールデンウィークやお盆、年末年始など長期の休暇の時期は給料が下がります。
派遣保育士は仕事をした時間分だけお給料をもらうことになりますので仕方のないことです。
3.同じ場所で継続して勤務をすることは難しい
同じ場所で連続して勤務をすることはかなり難しいです。
先ほどもお伝えしたように派遣保育士の連続雇用は3年と決まっています。
3年以上は仕事をすることができないため毎年新しい園へいき、人間関係を築いていくことになりますのでストレスもあります。
4.キャリアアップは難しい
責任をもった仕事をしたり、担任のリーダーになったりすることは派遣保育士の場合は基本ありません。
そのため、キャリアは積みあがっていきませんし仕事ができる人材だといってもそれ以上スキルも伸びないです。
高めの給料で雑務をすることが苦痛でない場合には良いと思いますね。
派遣保育士のメリットデメリットとは?雇用形態が違う2つの働き方
派遣保育士の働き方や雇用についてまずは書いていきます。
保育園で働くとなった場合に基本はその園と労働者である保育士さんとが契約をして仕事をすることになります。
そのため、保育園からお給料をもらって仕事をすることになるのですが派遣保育士はちょっと違います。
派遣保育士は保育園と契約をするのではなく人材派遣会社(派遣元)と契約をして仕事をすることになります。
そのため、その保育園の保育士として働くのですが実質その園の人ではなく「派遣先」の人という扱いになります。
もちろん仕事を用意したり、指導をしたりするのは派遣先となっている保育園の仕事ですが労務的な管理や給料の支払いは派遣先の仕事となるのです。
福利厚生に関しても人材派遣会社のものが適用をされますので、園の人でありながらも園の人でないような感じですが一緒に組む先生からすると関係なくその保育園の先生です。
派遣保育士には種類がある
しかし、この派遣の働き方は人材派遣のうち「一般派遣」について説明したものです。
派遣にはその他にも様々な種類があります。
・人材紹介会社の正社員や契約社員として働く「特定派遣」
・一定期間経過後に派遣先に直接雇用されることを前提にした「紹介予定派遣」
この2つの働き方があり、保育士不足ですが質の高い人を採用したいという保育園が多いため「紹介予定派遣」という働き方も多くなっています。
紹介予定派遣は派遣をされていた人材会社から雇用をその園の直接契約に変更する方法です。
この方法だと本当に良い人材を確保できるため園からすると一緒に仕事をして働きぶりをみてから決められますし、派遣をされている人も働いている園が合うか合わないかを決められますのでお互いにメリットがあります。
派遣保育士の資格とスキルとは?求められるものを解説
派遣保育士は保育園から「即戦力」を求められるケースが多いです。
私も実際に派遣保育士と一緒に保育園で仕事をしてきましたが、保育士資格はもちろん持っておりそれにプラススキルを持っている人が多かったです。
例えば、保育経験が長い、コミュニケーション能力が高く保育士や子供、保護者とうまくやっていける、ピアノがうまい、絵がうまいなどですね。
もちろん雑務のために派遣保育士を採用するケースもありますがそこまでレベルの低い人を派遣で採用するメリットは保育園にはありません。
派遣保育士は保育士や幼稚園教諭の資格はもちろんですが、それに合わせて保育経験や幼稚園経験などを持っている人は優遇をされるケースが多いです。
→ 保育士の仕事内容とは?一日のスケジュールとやりがいと本音
派遣保育士の求人と給料!時給は高いの?【正社員と違い賞与がない】
次に派遣保育士の求人を紹介しましょう。
派遣保育士の求人も保育士エージェントがおこなっています。
これから求人を探すのならば保育士派遣会社ランキングの口コミ評判とは?給料と求人依頼の方法を解説にすべて書いていまので参考にしてさい。
他にもインディードやハローワークなどにも出ていますが、より条件が良い求人は紹介型がおすすめです。
派遣保育士の給料と賞与
派遣保育士の給料が月給制になることはありません。
基本は時給制となっており、出勤をした分だけもらうという形になります。
保育士の高時給派遣が増えてるって
かなり厳しい現場なのかもとか想像しちゃう
— む~ (@vividlifemoo) September 17, 2020
時給は直接雇用のパートやアルバイトよりも高めの印象となっており、時給相場は1,000円~1,800円ほどです。
平均は1,500円程度となりますので普通に雇用をされるよりも高いですね。
その代わり賞与はなしで、登録をする派遣会社によっては交通費が出ないなど条件は様々です。
保育園はあなたの時給1,500円とは別に派遣会社にも時給を支払うため負担は大きいですが、単発で穴埋めをしたい、1年だけ仕事を助けてほしいという場合には保育園で雇ってリスクを負う必要がありませんのでメリットがあるのです。
派遣保育士のメリットデメリットのまとめ【あえて正社員にならない】
派遣保育士の仕事と給料、メリットデメリットについて書いてきました。
派遣保育士は保育士として働く中の1つの選択肢になります。
正社員、契約社員、パート、アルバイトのように保育園に直接雇用をされない働き方は不安定さはありますがその分責任が少ない、労働環境が守られるというメリットがあります。
あなたの求めるライフスタイルに合うのならば派遣保育士という働き方は良いですね。
時給も高いのでモチベーションもアップしますし。
ただし、不安定さやスキルがつかないなどのデメリットがありますのでメリットデメリットを理解して派遣保育士という働き方も検討してみましょう。
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